川崎文具店

川崎文具店オリジナルインク 「月華紅蘭」~gekka kouran~

川崎文具店オリジナルインク第2弾!!

地元・大垣にゆかりのある人物をイメージしたカラーインク「月華紅蘭」(げっかこうらん)です。

その人物とは「梁川紅蘭」(やながわ こうらん)

https://akasakanoomoide.muragon.com/entry/623.html

一体どんな人物なのか…?
歴史の勉強がてら、ご紹介していきましょう。

時は幕末、美濃の国(現在の大垣・曽根)で、紅蘭は生まれ育ちました。
14歳の頃、梁川星巌(やながわ せいがん)が開いた塾で、漢詩の指導を受けます。

梁川星巌とは、同じく美濃の国(現在の大垣・曽根)出身の漢詩人で、紅蘭とはまたいとこにあたります。

梁川星巌 ウィキペディアより

17歳の頃、紅蘭は星巌と結婚します。
ですが星巌は間もなく旅に出てしまい、3年ほど帰ってきませんでした。
星巌が留守の間、紅蘭は裁縫と三体詩という宋(中国)の詩集の暗誦を命じられていたそうです。
帰ってきた星巌を迎えた紅蘭は、命じられていた三体詩の暗誦をみごとにやってのけ、さらには一首の詩をもよんだということです。

その詩がこちら

階前栽芍薬。堂後蒔當歸。
一花還一草。情緒兩依依。

<訳>
階前栽芍薬
きざはしの前には芍薬を植え、

堂後蒔當歸
座敷のうしろには當歸(とうき)をまきました。

どちらも薬用植物だが、〈當歸 とうき〉は〈まさにかえるべし〉と訓読できるので、〈きっと帰ってくるだろう〉の意味がこめられている。

一花還一草
花には私の姿をうつし、草には私の心を込めて。

情緒兩依依
ああ、私の想いは、この花とこの草に離れたことはありませぬ。

 

芍薬 フォトACより

その後も星巌は放浪の旅を続けますが、これ以降は夫婦共に全国を旅していきます。
この時代、女性を伴って旅をすることは珍しかったようですが、星巌は紅蘭の一途な想いを受け止めるとともに、その才覚を認めたということでしょう。

自らも女流漢詩人としての道を歩んでいった紅蘭ですが、55歳の頃、夫・星巌がコレラで病死してしまいます。
ほどなくして、なんと紅蘭自身が安政の大獄で捕らえられてしまいます。

安政の大獄とは、江戸幕府が行った尊皇攘夷派や志士(活動家)らを捕らえ、死刑や島流しなどの追放処分・処罰を行った弾圧のことです。

星巌は、討幕論者であった吉田松陰や、幕末の志士として活動していた橋本左内 他と交流があったことから、捕縛の対象となったようです。
しかし、いざ捕まる!となった直前に、星巌は病死。紅蘭は星巌の身代わりとして捕らえられたというのです。

そして尋問の末、約5カ月後に釈放されました。

一説では捕らえられる前に星巌と交流のあった人物(吉田松陰、橋本左内など)との手紙などの書類を焼却していた、とのこと。

そのため、幕府側はめぼしい証拠がなかったために、やむなく拘束を解いた、とも言われています。
時事状況を読む力、内助の功が自身の助けとなったのですね。

晩年は京都にて私塾を開き、漢詩の指導や画家、書家としての作品も残したとされています。

 

今回は、そんな一途で聡明な彼女をイメージし、彼女の雅号と名前から「月華紅蘭」という深緋色のインクに仕上げました。

インクの色味を楽しんで頂くとともに、歴史上の出来事や地元ゆかりの人物に触れ、身近に感じていただければ、嬉しく思います。

色見本

月華紅蘭 500ml ¥2,500―(税抜)

その名も、インクバー「FOUNTAIN」!

100色インク到着に合わせ、店主こだわりのインクに囲まれる空間を作っちゃいました。

もともと座って試し書きが出来る様に…と作ったスペース。
…店主の趣味丸出しでしたが(笑)

ハロウィンの時期…ガイコツのガっちゃんがお仕事していたり…なんてこともありました

前々から、試し書きするにあたっての環境を整えたいな、とは思っていたのです。
いざ、どうしようか、となったときに…

”書くスペースにもう少しゆとりがほしいなぁ…”

”試し書きができるペンや紙を揃えよう!”

”どうせなら、100色インクだけじゃなく、他メーカーのいろんなインクが試せると良いよね…”

などなど。
欲を出したらきりがなく(笑)
かと言って、スペース的にも限りがあるわけで。

大工さんと打ち合わせを重ねること、数回…

最終的に、このようになりました。

試書きアイテムも充実!

これ、一番頑張ったのはまぎれもなく大工さんでしょう!(笑)

そして、店主のこだわりはライトにまで!

手元を照らすライトは、5段階の調色ができ、明るさも微調節できる優れモノ!

お客様の使用環境に一番近い色味をお選びいただけます。

インクを購入した際。

“お店でみた時と、家に帰ってからみた時とでは、なんか色味が違う気がする…“

そんな風に、感じたことありませんか?
そんなモヤモヤを、少しでも解消できれば、と思います。
せっかく選んだインク、お気に入りの一つに加えて頂きたいですからね。

しかし、インクがこんなにあると、かえって迷ってしまうのでは…なんて思います。
実際、私は店主にそう聞きました。
1つ1つが微妙に色味が違う100色インクだけでも迷ってしまうのに、さらに他メーカーまで並んじゃったら、収集がつかなくなってしまいそうです。

でも、それでいいそうです。

例えば、“緑“と一言でいっても、シリーズ、メーカーが違えば、微妙に違いがあるもの。
それを探求して、本当に納得できる色がみつかった時の喜びの方が、はるかに大きいと思うよ …ですって。

さすが、インク沼で泳いでいる方です(笑)

でもね、ひとつ言っていいですか。

だからといって、ね?

1個2,000円のモンブランのインクも、

1個2,750円!のヴィスコンティのインクも、

1個3,600円!!のファーバーカステルのインクも、

1個5,600円!!!のエス・テー・デュポンの

インクさえも

お試し出来る様に見本にしちゃうなんてっ!!(怒)

エス・テ―・デュポン 本体5600円+税

モンブラン:2,000円+税  ファーバーカステル:3,600円+税

信じられません。開いた口があけっぱなしです。

きっと自分が使ってみたかったからに違いないわっ!!(笑)

と、私は内心思うのですが、本人曰く

「高いのもお値打ちなのも、それぞれに良さがあって。色味の微妙な違いも、匂いさえも、どれがお客様の好みにハマるかわかんないじゃん」

 

…という店主の方針で、店内にあるほとんどのインクはお試しが出来る様になっています(;^ω^)

ご興味のあるかたは、どうぞ溺れにいらしてくださいまし(#^^#)

<城下町のアンティークな文具店>川崎文具店
管理人:keikoでした!

100色インクの楽しみ方!

川崎文具店プレゼンツ!

100色インクの楽しみ方!

 

川崎文具店では、この度、100色インクをご用意しました!!

しかも、全て、試し書きOK!!

100色もあって、何をどうやって選んだらいいか迷ってしまう!

という方のために。
川崎文具店が、色選びの楽しみ方をご提案致します!

その①
大体の使いたい色を決める(赤系、青系など)

試し書きをして、好きな色を探す

1000色以上載っている色辞典の中から色の名前を探す

・・・・ときめく!(^^♪

その②
1000色以上載っている色辞典の中から気になる色や名前を探す

近い色のインクを探して試し書きをする

・・・・きゅんきゅんする!!(*>ω<*)(*>ω<*)

その③
店員に相談する(使いたい季節やその時の気分などをお伺いしご提案します)

試し書きをして、色を確認して決める

・・・・わくわくが止まらない!!!☆ヽ((●^∀^●))ノ☆

どうでしょう、参考になりましたでしょうか?

同じインクでも、紙とペンの相性だったり、インクとペンの相性などで色が変わって見えます。
試し書きコーナーではオススメの紙とペンをご用意しておりますので、ぜひその違いを感じてくださいね。

店内試し書きの様子

ちなみに川崎文具店店内では、100色インクすべてが試し書きできるスペースをご用意しております。

もちろん、100色インク以外もお試し可!

気になる方はぜひ、ご来店お待ちしております。

セーラー万年筆 インク工房 100色インク 各色 ¥1,296-(税込)