川崎文具店

「インペリアル敷島」シリーズについて

このたび、令和元年5月19日インクの日、インクバロンをスタートさせて頂きました。

インクバロンについて詳細はこちら

あれから、はや1週間が過ぎました。
販売開始しました「インペリアル敷島」シリーズ全72色中、初回発表分の17色ですが・・・
何と!
早々に、初回分は売り切れてしまいました!
(枡入りパッケージ25mlタイプ)

お客様から”詳細が知りたい”とお声を頂いておりますので、まずは「インペリアル敷島」シリーズについて、お話したいと思います。

「インペリアル敷島」シリーズは、日本の和歌と枕詞をイメージした全72色になるカラーインクたちです。

5/19は、72色のうち17色を発表しました。約1年をかけて全72色になる予定です。

1色に2サイズのラインナップをご用意しました。

25mlの使いやすいサイズは、枡に入ったパッケージに、モデルとなった和歌が添えられています。

25ml ¥1,700(税別)

カードの裏には和歌の意味も書いてありますので、和歌の意味と色彩による情景をお楽しみいただけます。

実は大垣は、枡の国内シェア№1なんです!
ほのかに檜が薫るのもまたイイですね!

5mlはお試ししやすい小瓶ボトルです。

5ml ¥500-(税別)

 

「インペリアル」とは帝国の、皇帝の、また、威厳のある、最上級の、などの意を表し、

「敷島(しきしま)」とは別名”四季島” 昔の日本の呼称です。

日本という国の、昔からある四季の移り変わり、人々の生活の息づかいを感じてもらいたい、情緒・情景が浮かぶインクを作りたいと思い、作成したのがこの「インペリアル敷島」シリーズです。

モデルとなった「敷島」は

「敷島の 大和心を 人問わば 朝日ににほふ 山桜花」本居宣長

という句にも使われています。

一部のインク名にもなっている枕詞(まくらことば)とは、万葉集の頃より用いられた技法です。
その言葉だけでは意味を持たないので、現代語訳には直接登場しません。
ですが、特定の言葉を装飾し、情緒を添え、短歌の調子を整える言葉なので、情景を思い浮かべるときに奥行きや深みを与えてくれる言葉です。

インクも、色だけを見ればただの色彩ですが、インクにこめられた名前や物語が入る事によって、より鮮やかで味わいのある色に変化するところが魅力だと思います。
まさに”枕詞”と”インク”の役割が一致していると感じました。

インペリアル敷島シリーズは「ひとりインクメーカー インクバロン」が1つ1つ丁寧に、大切に作る関係上、少数しかお作りできません。
各色1個は店頭に並ぶよう心掛けてはおりますが、売り切れる場合もございますので、ご希望のお客様はぜひご予約をお願いします。

ひとりインクメーカー「インクバロン」はじまる!!

去る2019年 5月 19日は、2019年(インクの年)5月(令和最初の)19日(インクの日)ということで。

川崎文具店 店主 川崎紘嗣は。

この日よりひとりインクメーカー「インクバロン」をスタートさせてただきました。

それに伴い、

「インクバロン」オリジナルインクを同日発売開始しました。

第1段インクは・・・

日本の和歌と枕詞をイメージした全72色

「インペリアル敷島」です。

19日の初回は72色のうち17色を発表。

こちらは約1年をかけて全72色を発表するシリーズです。

【インクバロンよりご挨拶】

世の中には様々なインクが満ちておりますが、中々自分のカラーインクに出会えていない方が多いように感じます。

国内外の様々なカラーインクを見てきて、人の心を動かすインクとは何かを考察したとき、最も大切なことはインクに込められた名前や物語であることに気が付きました。

インクの物語とお客様の物語がクロスした時、本当に求めているカラーのインクがみつかるのだと思います。

つまり「インクバロン」が作るインクは、色で選ぶのではなく、日によって異なる状況(シチュエーション)で楽しむインクなのです!

因みに・・・
メーカー名のバロンには男爵という意味以外に古フランク語で自由民という意味があります。

つまり、私が言いたいのは

「自分色で自由にインクを楽しみましょう!」

という事です。

製作も接客もひとりで行う、地方の小さなひとりメーカーですが、他にはないオリジナル性のあるインクを心を込めて大切にお渡ししていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。

そして!

ひとりインクメーカー「インクバロン」第1段インクは・・・

日本の和歌と枕詞をイメージした全72色「インペリアル敷島」です。

初回は72色のうち17色を発表。

詳細は順にお伝えして参りますのでご期待いただければと思います。

梅花無盡蔵~baika mujinzou~

川崎文具店オリジナルの万年筆用インク第4弾!

尽きることのない梅の花がモチーフ。
不屈の精神と優美を兼ねる梅の色をイメージした、男性でも使いやすいピンク系カラーインクです。

このインク、4月末に店頭にて、ネットショップでは5月の連休明けにそれぞれ販売を開始したのですが・・・
なんと!
ネットショップでは販売開始後、約30分で売り切れてしまいました!!

回線より私の頭の中がパンクしましたよ;ビックリです(@_@)

ネットで売り切れても、店頭に少し在庫がある場合もございますので、次回入荷まで待ちきれない!という方は、一度店頭の方へお立ち寄りください。

このインクは、古来より日本人に愛でられてきた梅の花の色をモチーフにした、落ち着いたピンク色のインクです。
女性だけでなく男性にも普段使いしやすい色味に仕上げました。

というのも、学問の神様で有名な菅原道真公や大垣の偉人・小原鉄心など多くの男性が古くから愛した花が梅です。
この梅をモチーフに、尽きることのない梅の花、甘すぎず奥深い梅の花をイメージしたのが、この「梅花無盡蔵(ばいかむじんぞう)」です。
ですので、男性でも使いやすい、むしろ男性にこそ使って頂きたいカラーです。

菅原道真公の詠んだ句の中で、梅にちなんだものがあります。

「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春な忘るな」菅原道真公
―東風が吹いたなら 香りを起こして届けてくれ 梅の花よ 私がいなくなっても、春が来るたびに 花を咲かせておくれ

道真公が詠んだ梅花が、白梅か紅梅かは定かではありませんが、人生の儚さをうたった、今にも梅の香が匂い立つような句ですね。

そもそも、インク名の「梅花無盡蔵(ばいかむじんぞう)」とは?
由来は、万里集九の庵及び詩文集の名前「梅花無盡蔵」からです。

万里集九は、室町中期の臨済宗一山派の僧であった禅僧であり漢詩人でもあった人です。
この方も梅の花を愛した偉人の一人ですね。

美濃国(現在の岐阜県)に構えた梅花無尽蔵(ばいかむじんぞう)と名付けた庵で、三体詩や東坡詩を講じました。
(後年には江戸(関東)でも庵を構え、同じく梅花無尽蔵と名付けています)

また代表作の漢詩文集にも、庵と同じく「梅花無尽蔵」と名付けられています。
この漢詩文集・東国旅行記「梅花無尽蔵」には、“岐阜”の名前の由来や「日本三名泉」について書かれています。

現在では、岐阜県下呂市・下呂温泉を日本3名泉の一つとして広めたとして、白鷺橋では万里集九の像が建立されています。

ちなみに下呂温泉の水質は少しとろっとした感じ。入浴後はお肌つるつるです(*´ω`)
温泉好きな方はぜひお立ち寄りください♪

苦労の多い人生でしたが、水墨画で有名な雪舟など多くの著名人と交流を持つなどしたほか、都を追われた文人や禅僧がわざわざ訪ねてくるなど、人々に慕われていたようです。
梅の花言葉の中にあるように、万里集九はまさに「不屈の精神」と「優美さ」を兼ねた人であったんですね。

通常販売価格(税込):¥2,700 50ml入り