非常食ご飯作ってみましたvv

突然ですが。

今年の、夏休み中に行う町内子ども会主催のレクリエーションは・・・(今年は私がお役!)

「防災GAME」に決定!!

内容は、ゲームで遊びながら防災について学ぶ + 非常食ご飯の試食会 です。

そこで、会の前にお試しに、非常食ごはん「マジックライス」を作ってみることに!!

調べてみると、マジックライスはいろんな味・種類があって迷ってしまうくらい。
白飯、五目御飯、エビピラフ、梅じゃこご飯などなど・・・

(今回は「株式会社サタケ」さんのものから選びました。)

今回は、「ドライカレー」に決定!

ドライカレー イメージ

はてさて。どうなるでしょう?

次回につづく・・・

 

ジンクス

今回は、お客様と商品にまつわる不思議なお話しをご紹介~☆

当店の近くにある、某企業様のスタッフ:Rさん(女性)。

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立地が近くという事もあって、他のスタッフさんもちょこちょこお立ち寄りいただくのですが、中でもRさんは明るくて人懐こい印象の方なので、よくお話するのです。

Rさんはお一人ではもちろん、新人さんや上司の方といった同僚の方ともよくご来店いただき、当店を紹介して下さいます(笑・ありがとうございます)

あるとき、同僚の方と一緒にいらっしゃったときでしょうか。

ふっと目に留まったのがボールペン。

Rさんたちも接客業ですので、いざ、というときに使える1本が欲しかったそうです。

ボタニカ-クロス

ボールペンにしては少々お値段がするのですが(メーカーさんごめんなさいね)、書き味もなめらかで、ペン本体の重さもしっかりあるので、書く時は手が楽に使えると思います。

デザインも目を引く華やかさ。
色違いもあります。

色に迷った時は、店主とお話しさせて頂いて、自分に一番フィットする感覚を導きだしていきます。

一目惚れに近い感じで、Rさんだけでなく一緒にご来店の同僚の皆さんもご購入下さいました。

しばらくして・・・

「最初は失くすのが怖くてなかなか使えなかったけど、気合を入れたいとき、お客さんにサインしてもらうときとかの節目に使うようにしています。しまう時はペンの定位置を決めて(笑)
そしたら、不思議とうまくいく気がするの。自分の気持ちも落ち着く気がするっていうか」

他のスタッフさんがご来店頂いた時も、同じような事をおっしゃっていただけたのを、よく覚えています。

 

また、別の日。
今度は、Rさんと新しく赴任された上司の方(男性)とでご来店頂きました。

イメージフォト

近くを案内がてら、当店にもお立ち寄り頂いたようです。

お話するうちに、何気なく、店主一番お気に入りの操出式ボールペンをご紹介したところ、気に入って頂き、ご購入いただくことに!

TimeLine-パイロット万年筆

なんでも、その上司の方はYシャツのポケットにペンを入れることが多いとのこと。
ノック式ボールペンは知らぬ間にノックしてしまい、よくインクがYシャツについてしまう事が悩みだったそうで。。。

その時は、“気にいったのがあって良かったね~”と喜んでお帰りいただきました。
それから約1年後・・・

なんと昇進が決まり、異動することに!!

イメージフォト

そして、また別の方が同じようにRさんの上司として、一緒に当店へ・・・
そしてあのボールペンを・・・
それから約1年後・・・

なんとその方も昇進が決まり、異動することに!!

というミラクルが!!

ちなみにこのミラクル現象、現在3人目まで続いています(笑)

当店が、このミラクルの一端を担っているのかは定かではありませんが。
(もしかしたら、Rさんとこの事務所がイイのかも)

いずれにしても、お客様の良いお話しを聞けるのは嬉しいことですね!

そんなこともあって、Rさんの事務所では、

「川崎文具店でペンを買うと、仕事がうまくいく!昇進できるカモ!」

というジンクスが囁かれているとかいないとか・・・

信じるか信じないかはあなた次第・・・(笑)

 

クロス ボタニカ ¥12.000-+税
パイロット万年筆 タイムライン PAST ¥7.000-+税
         タイムライン PRESENT ¥3,000-+税

「デモンストレーター 透明」復活!!

12年ぶりの復活!

まさにインクを楽しむためのモデル!

「ペリカン M205 デモンストレーター 透明」

メーカー限定5,000本のうち、当店には10本入荷致しました。
(EF:2本、F:3本、M:3本、B:2本)

12年前、惜しまれつつ生産中止となってしまったモデルの復活です。

当店では、通常¥10,000-(税抜)以上の万年筆をお買い上げの方には、¥1,000-(税抜)までのボトルインク、もしくはカートリッジをプレゼントしておりますが、、、

この「デモンストレーター 透明 10本」に限り、お好きなインクをプレゼント!
なんと上限金額なし!\(^o^)/

と、いうことは、、、

「エーデルシュタイン ¥2,500ー」も、

「モンブラン ¥2,000ー」も、

「ファーバーカステル ¥3,600ー」も!

*ただし、店頭にあるインク商品のみとさせて頂きます。

なんと!!

「い、い、良いんですか!?」と実際にお客様に言われてしまいましたが、

良いんです!!

それくらい、デモンストレーターの復活が嬉しいんです(^◇^)

ぜひ、気になるインクがある場合は、お早めに、、、!!!

川崎文具店オリジナルインク 「月華紅蘭」~gekka kouran~

川崎文具店オリジナルインク第2弾!!

地元・大垣にゆかりのある人物をイメージしたカラーインク「月華紅蘭」(げっかこうらん)です。

その人物とは「梁川紅蘭」(やながわ こうらん)

https://akasakanoomoide.muragon.com/entry/623.html

一体どんな人物なのか…?
歴史の勉強がてら、ご紹介していきましょう。

時は幕末、美濃の国(現在の大垣・曽根)で、紅蘭は生まれ育ちました。
14歳の頃、梁川星巌(やながわ せいがん)が開いた塾で、漢詩の指導を受けます。

梁川星巌とは、同じく美濃の国(現在の大垣・曽根)出身の漢詩人で、紅蘭とはまたいとこにあたります。

梁川星巌 ウィキペディアより

17歳の頃、紅蘭は星巌と結婚します。
ですが星巌は間もなく旅に出てしまい、3年ほど帰ってきませんでした。
星巌が留守の間、紅蘭は裁縫と三体詩という宋(中国)の詩集の暗誦を命じられていたそうです。
帰ってきた星巌を迎えた紅蘭は、命じられていた三体詩の暗誦をみごとにやってのけ、さらには一首の詩をもよんだということです。

その詩がこちら

階前栽芍薬。堂後蒔當歸。
一花還一草。情緒兩依依。

<訳>
階前栽芍薬
きざはしの前には芍薬を植え、

堂後蒔當歸
座敷のうしろには當歸(とうき)をまきました。

どちらも薬用植物だが、〈當歸 とうき〉は〈まさにかえるべし〉と訓読できるので、〈きっと帰ってくるだろう〉の意味がこめられている。

一花還一草
花には私の姿をうつし、草には私の心を込めて。

情緒兩依依
ああ、私の想いは、この花とこの草に離れたことはありませぬ。

 

芍薬 フォトACより

その後も星巌は放浪の旅を続けますが、これ以降は夫婦共に全国を旅していきます。
この時代、女性を伴って旅をすることは珍しかったようですが、星巌は紅蘭の一途な想いを受け止めるとともに、その才覚を認めたということでしょう。

自らも女流漢詩人としての道を歩んでいった紅蘭ですが、55歳の頃、夫・星巌がコレラで病死してしまいます。
ほどなくして、なんと紅蘭自身が安政の大獄で捕らえられてしまいます。

安政の大獄とは、江戸幕府が行った尊皇攘夷派や志士(活動家)らを捕らえ、死刑や島流しなどの追放処分・処罰を行った弾圧のことです。

星巌は、討幕論者であった吉田松陰や、幕末の志士として活動していた橋本左内 他と交流があったことから、捕縛の対象となったようです。
しかし、いざ捕まる!となった直前に、星巌は病死。紅蘭は星巌の身代わりとして捕らえられたというのです。

そして尋問の末、約5カ月後に釈放されました。

一説では捕らえられる前に星巌と交流のあった人物(吉田松陰、橋本左内など)との手紙などの書類を焼却していた、とのこと。

そのため、幕府側はめぼしい証拠がなかったために、やむなく拘束を解いた、とも言われています。
時事状況を読む力、内助の功が自身の助けとなったのですね。

晩年は京都にて私塾を開き、漢詩の指導や画家、書家としての作品も残したとされています。

 

今回は、そんな一途で聡明な彼女をイメージし、彼女の雅号と名前から「月華紅蘭」という深緋色のインクに仕上げました。

インクの色味を楽しんで頂くとともに、歴史上の出来事や地元ゆかりの人物に触れ、身近に感じていただければ、嬉しく思います。

色見本

月華紅蘭 500ml ¥2,500―(税抜)

その名も、インクバー「FOUNTAIN」!

100色インク到着に合わせ、店主こだわりのインクに囲まれる空間を作っちゃいました。

もともと座って試し書きが出来る様に…と作ったスペース。
…店主の趣味丸出しでしたが(笑)

ハロウィンの時期…ガイコツのガっちゃんがお仕事していたり…なんてこともありました

前々から、試し書きするにあたっての環境を整えたいな、とは思っていたのです。
いざ、どうしようか、となったときに…

”書くスペースにもう少しゆとりがほしいなぁ…”

”試し書きができるペンや紙を揃えよう!”

”どうせなら、100色インクだけじゃなく、他メーカーのいろんなインクが試せると良いよね…”

などなど。
欲を出したらきりがなく(笑)
かと言って、スペース的にも限りがあるわけで。

大工さんと打ち合わせを重ねること、数回…

最終的に、このようになりました。

試書きアイテムも充実!

これ、一番頑張ったのはまぎれもなく大工さんでしょう!(笑)

そして、店主のこだわりはライトにまで!

手元を照らすライトは、5段階の調色ができ、明るさも微調節できる優れモノ!

お客様の使用環境に一番近い色味をお選びいただけます。

インクを購入した際。

“お店でみた時と、家に帰ってからみた時とでは、なんか色味が違う気がする…“

そんな風に、感じたことありませんか?
そんなモヤモヤを、少しでも解消できれば、と思います。
せっかく選んだインク、お気に入りの一つに加えて頂きたいですからね。

しかし、インクがこんなにあると、かえって迷ってしまうのでは…なんて思います。
実際、私は店主にそう聞きました。
1つ1つが微妙に色味が違う100色インクだけでも迷ってしまうのに、さらに他メーカーまで並んじゃったら、収集がつかなくなってしまいそうです。

でも、それでいいそうです。

例えば、“緑“と一言でいっても、シリーズ、メーカーが違えば、微妙に違いがあるもの。
それを探求して、本当に納得できる色がみつかった時の喜びの方が、はるかに大きいと思うよ …ですって。

さすが、インク沼で泳いでいる方です(笑)

でもね、ひとつ言っていいですか。

だからといって、ね?

1個2,000円のモンブランのインクも、

1個2,750円!のヴィスコンティのインクも、

1個3,600円!!のファーバーカステルのインクも、

1個5,600円!!!のエス・テー・デュポンの

インクさえも

お試し出来る様に見本にしちゃうなんてっ!!(怒)

エス・テ―・デュポン 本体5600円+税

モンブラン:2,000円+税  ファーバーカステル:3,600円+税

信じられません。開いた口があけっぱなしです。

きっと自分が使ってみたかったからに違いないわっ!!(笑)

と、私は内心思うのですが、本人曰く

「高いのもお値打ちなのも、それぞれに良さがあって。色味の微妙な違いも、匂いさえも、どれがお客様の好みにハマるかわかんないじゃん」

 

…という店主の方針で、店内にあるほとんどのインクはお試しが出来る様になっています(;^ω^)

ご興味のあるかたは、どうぞ溺れにいらしてくださいまし(#^^#)

<城下町のアンティークな文具店>川崎文具店
管理人:keikoでした!

100色インクの楽しみ方!

川崎文具店プレゼンツ!

100色インクの楽しみ方!

 

川崎文具店では、この度、100色インクをご用意しました!!

しかも、全て、試し書きOK!!

100色もあって、何をどうやって選んだらいいか迷ってしまう!

という方のために。
川崎文具店が、色選びの楽しみ方をご提案致します!

その①
大体の使いたい色を決める(赤系、青系など)

試し書きをして、好きな色を探す

1000色以上載っている色辞典の中から色の名前を探す

・・・・ときめく!(^^♪

その②
1000色以上載っている色辞典の中から気になる色や名前を探す

近い色のインクを探して試し書きをする

・・・・きゅんきゅんする!!(*>ω<*)(*>ω<*)

その③
店員に相談する(使いたい季節やその時の気分などをお伺いしご提案します)

試し書きをして、色を確認して決める

・・・・わくわくが止まらない!!!☆ヽ((●^∀^●))ノ☆

どうでしょう、参考になりましたでしょうか?

同じインクでも、紙とペンの相性だったり、インクとペンの相性などで色が変わって見えます。
試し書きコーナーではオススメの紙とペンをご用意しておりますので、ぜひその違いを感じてくださいね。

店内試し書きの様子

ちなみに川崎文具店店内では、100色インクすべてが試し書きできるスペースをご用意しております。

もちろん、100色インク以外もお試し可!

気になる方はぜひ、ご来店お待ちしております。

セーラー万年筆 インク工房 100色インク 各色 ¥1,296-(税込)

セーラー インク工房「100色インク」

ついにやって参りました!
セーラー万年筆「インク工房 100色インク」

岐阜県内の取扱店はなんと当店だけ!なんです。(H30.4現在)

100色ってどんなラインナップなんだろう~♪

と届くのをワクワクしてお待ち申し上げておりました!

什器と商品が届いた時は、大量の段ボール箱達に驚いたのですが、それでも開封する時の楽しみといったら!(*´▽`*)ノノ


若干テンションがおかしいですね(^_^;)

商品陳列と同時に、試筆用に各色一瓶ずつ箱から出していきます。
当店ではほとんどのインクを試書きが出来る様にしています。

100個もあると、並べるのも箱から出すのも時間がかかりますね。
だんだんと、インク瓶が科学の実験に使う薬品のように見えてきました。(笑)

パイロットの色彩雫やセーラーの四季織などもそうですが、ミニボトルは香水瓶やマニキュアの様に見えると言われる事が多いです。

私も最初は、100色インクも可愛らしいそれだと思っていました。

それが、いつの間にか科学薬品に見える錯覚・・・

そしてさらに作業を続けるうちに、

どんな味なのかなぁ。。。
とか、
どんな匂いなのかなぁ…
などと思ってしまい(;’∀’)

な、なぜ??

無意識にカクテルを想像したのでしょうか・・・?
興味があっても、絶対に飲んではダメですよ!!

そんなこんなで、無事(?)陳列も完成し、100色インクコーナーの完成です!!

期間限定とかではありません。

この先もずっと並んでいますので、いつでも見に来て頂いて大丈夫ですよ♪

そして、そして。

ひとまず完成したこの陳列コーナーをわずか数日でパワーアップしてしまうのです。

それがこちら↓↓

試し書きコーナーの充実を図るあまり、オリジナル什器を備え付けてしまいましたvv

こちらは100色インクだけでなく、セーラーの四季織や顔料インク、他社のカラーインクたち(色彩雫やモンブラン、ファーバーカステルなど)もお楽しみいただけるようになりました。

ぜひ一度、このコーナーの前に座ってみてください。
カラフルなインクの前に座ると、もうそれだけで楽しくなっちゃいます♪
もうこれで、あなたもインク沼の住人だ!(笑)

セーラー万年筆 キングプロフィット

   <城下町のアンティークな文具店>川崎文具店/懐憧館:管理人のkeikoです。

突然ですが、当店(川崎文具店)の店主は、生まれも育ちも文房具屋。
小さい頃、空腹のあまりお菓子の形をした消しゴムをかじってしまったこともあるという、逸話をお持ちの方です(笑)

そんな店主ですが、常々言っていることがあります。

「万年筆を本格的に使うようになって、20年以上たちますが本当に奥の深い世界です。
万年筆のシンプルな形状、構造の中に無限の広がりを感じる今日この頃です。」

これが店主の口癖です。

私も様々なメーカーのいろんなモデルの万年筆を触ってみると、メーカーの特色をよく感じます。
デザインに凝ったもの、日本語を書くのに適したもの、などなど。

求める書き味は個人それぞれですが、その中でも、ペン先を紙の上で滑らせた瞬間

「凄いこれっ!」

と思わせる万年筆があります。

今回はそんな「凄いこれっ!」の中から「セーラー万年筆 キングプロフィット」をご紹介します。

「THE KING OF PEN」とも呼ばれ、2003年に発売されて以降、今なお入手困難な一本です。

本体は、ブラックの艶感にゴールドのリングがポイントの、昔からのザ・万年筆という感じのスタンダードなデザインですね。
ペンの胴部分は少し長めに感じます。

キャップを取って、まず思ったのは

「ペン先 でかっ!」

ペン先が他のものより一回り大きいです!

これはインパクト大!

店主とキングプロフィットの出会いは、ある展示会(その年の新商品などを紹介する小売店向けのイベント)です。

セーラー万年筆さんのブースで、試し書き用に「ペン先14金のプロフィット」と「ペン先21金のプロフィット21」と一緒にならんでいました。

キングプロフィットは21金バイカラー、超大型のペン先を持つ

サイズ153.5mm
重量32.8g

の大きな万年筆です。

一般的なサイズの万年筆プロフィットが、

・サイズ135mm
・重量17g

ですので、その存在感は会場内で異彩を放っていました。

(以下:川=店主 川崎、メ=メーカー セーラー万年筆 担当者)

川「プロフィットシリーズが並んでいますね。これ試し書きできますか。」
メ「いらっしゃいませ。ご自由にどうぞ。」
川「じゃあまず、プロフィットから。…うん、硬すぎず、良い書き心地ですね。」
メ「ありがとうございます。こちらは初めての方におすすめですね。」
川「なるほど。次にプロフィット21を。あぁぁ全然違いますね。」
 「とても滑りが良い。紙に引っかからないですし、何より気持ちがいいです。」
メ「そうなんですよ。こちらは書き味を追求されるお客様にとても人気です。」
川「よくわかります。14金から21金でこんなにも違うとは、驚きです。」
 「自分用に1本買おうかな(笑)」
 「さて最後にキングプロフィットを。やっぱり大きいですね。キャップは後ろに差した方がいいですか。」
メ「お客様次第ですが大きいサイズですので、キャップは外した方がいいかもしれませんね。」
川「確かに、外した方がしっくりくるかも。外見でも迫力がありますが、ペン先も凄く大きいですね。」


 「あっ、でも不思議なことに握ってみると大きすぎという感覚にはなりませんね。」
 「安定している、落ち着いているという感覚かな。」
 「じゃあ、早速書いてみますね。」
 「ん………えっ…えぇぇぇと…。」
 「ちょっと確認したいのですが、このキングプロフィットですが試し書き用に何年も使っているものですか。」
メ「いえいえ、今回の見本市用に用意したもので新品のはずですが。」
川「えぇぇぇ信じられない。何年も使い込んだのかと錯覚する恐ろしいほどの心地よさ。そしてこのしなり。書いた文字を見るとトメハネがしっかり表現できていて、自分の文字じゃないくらい美しく感じます。何度も聞きますが、これほんとに新品ですか。」
メ「上司にも確認しましたが、やっぱり新品です。」
川「ごめんなさい。いままで経験したことがない書き心地だったので、頭が混乱しました。数年後、使い続けたキングプロフィットのペン先を想像すると鳥肌が立ちますね。これ仕入れます。納期はいつぐらいですか。」
メ「ありがとうございます。納期ですが5カ月くらいかかる場合がありますのでご了承ください。」
川「納期にもびっくりしますね。」
メ「定番品としてカタログには掲載してありますが…職人仕事ですので、本数が作れないのです。」
川「やはりいいものは、大量生産できないのですね。」

「セーラー万年筆」といえば、万年筆作りの歴史が古く、特にペン先作りに信頼が高いメーカーで有名です。

万年筆の神様と言われるほどの練達の職人さんが作るペン先は、卓越した書き味で万年筆の醍醐味を味わえると評判です。
シンプルで大きな万年筆は、所有している充足感が半端ない!
何より使用して満足できる本物の1本です。

このキングプロフィット、当店には1本だけございます。
今のところ在庫限り、次回納期は未定です。

店主が感じた衝撃を、ぜひ皆様にも経験して頂きたいので、試し書きだけでも!
ぜひご来店ください。

セーラー万年筆 キングプロフィット ペン先:M ¥60,000-+税

2017(平成29年)5.28 中日新聞西濃版

先日、中日新聞の西濃版に載せて頂きましたので、ブログにしてご紹介します。

「大垣 文房具店営む川崎さん 最高の万年筆 喜び共有」

 

「万年筆を超える筆記用具はない」。

万年筆の魅力に取りつかれた川崎紘嗣さん(40)にとって、文房具店の社長は天職だ。

「万年筆は、書く人のクセを吸収する。使えば使うほど成長する。」

店には20万を超える高価な万年筆もあり、11本が美術品のように展示されている。

 

大垣市桐ヶ崎町の川崎文具店は、1923(大正12)年創業の老舗。

5代目の紘嗣さんは2009年に店を継ぎ、コンセプトの「文房清玩」に合わせて店内の改装をした。

「文房清玩とは書斎にお客さんを招き、珍しい文房具をめでること。この店は私の書斎なんです」

改装では座ってじっくりと万年筆を試せるスペースもつくった。

「ものを売るだけではなく、文房具を使う雰囲気も含めて楽しんでほしい」とこだわり、壁紙もフランスから輸入した。

書斎のような雰囲気のおかげか、朝来店して夕方までずっと万年筆を試す客もいるという。

万年筆好きの間で川崎文具店の口コミが広がり、広島、兵庫、静岡と県外からやってくる人もいる。

「万年筆を座って試せる店は少ないからじゃないかな」と分析する。

試し書きスペースの様子

万年筆の試し書きには、インクの洗浄など手間がかかる。

それでも「万年筆を買おうとすれば1万円はする。筆記用具で1万円を出すのは簡単ではない。だからこそ試してほしい」と話す。

「店に置いてある万年筆は、数量限定品もある。売れてしまえば2度と手にすることができないかもしれない。「これは間違いない」っていう自信の万年筆が買われていくと、正直寂しい。でも独り占めせずに万年筆の良さをみんなで分け合いたい」

大垣ならではのものを作りたいと考え、文房具メーカーのセーラーと共同で柿渋色のインク「大柿セピア」を開発した。淡すぎず、暗すぎない色を求めて調整を重ねたこだわり商品。4月に20個ほど入荷すると、すぐに完売した。

2017(平成29年)5.28 中日新聞西濃版

西遊記2017  長永 みづき記者

 

9/11 現在では店頭にて常時販売しています。

 

<対談>万年筆について語る!その1

ITコンサルタント × 川崎文具店店主

今回のお相手は、ITコンサルタントとしてご活躍の、

(株)あずきプランニング 代表取締役 石井克成さんです。

普段はペリカンM800の中字をお使いの石井さん。

当店社長との万年筆談議に花が咲きます。

せっかくですので、M1000を試し書きして頂きました。

石井:わぁ、違う!これ、M1000?
川崎:M1000です。
石井:違う…。ぅわぁ、これちょっと…。筆みたい。
川崎:うん。筆ですね。ここから見てても、すごいもう、しなり方がハンパないくらいしなってますね。
石井:ほぉ~。すごいな、これ。(書いてて)気持ちいいね。
川崎:そうですね。
石井:力入れずにこんなに(インクが)出るもんね。
川崎:このペンはぜひね、紙よりも和紙で書いてもらいたいですね。
石井:和紙だと染みてきません?
川崎:インクによりますが、普通なら染みますね。ただ、和紙でも、和紙ってコウゾとかの素材の配合の具合によって、染みる染みないができてくるので、染みをもうちょっと極力抑えられる配合のものを選べば…。多分、できるはずです。(今のものより染みないです。)インクによっても変わるんですけどね。
石井:なるほど~。

 

川崎:普段使いならこっちかな、という気がします。。
石井:キングプロフィット?
川崎:はい。キングプロフィットです。
石井:(書いてみて)あぁ~、そうかもしれませんね。
川崎:細かい字でもきちっと対応できるんで。
石井:これは、このとき一発のサインとかに(良いですね)
川崎:完璧サインですね。

石井:(M1000とキングプロフィットを比べると)微妙に書き味違うなぁ。

こっち(キングプロフィット)の方がいいかな。滑りがいい気がする

川崎:(ペン先)21金なんです。
石井:あぁ、(違いは)そういうこと。ペン先そのものが柔らかいんだね。
川崎:そうです。材質そのものが柔らかいので、紙のあたりも優しい感じなんです。

石井:こっちはこっち(M1000)で、私にとってはこれもこれで(悪くないです)
川崎:ちなみにこれ、僕の一万円のペン先14金なんですけど(パイロット:カスタムヘリテージ91)、7年間使い続けたものです。
石井:ちょっと引っかかるけど、でも十分…これで一万円?
川崎:1万円です。最初はものすごく引っかかるペンでしたけど、使い続ける事によってここまで成長することが出来るんです。
石井:結構使い続けましたね?(笑)
川崎:書くというよりは、時間があったらずっとこうやって(ぐるぐる書いてました。)
石井:育てるためですか?
川崎:そうそう。8の字とか…
石井:(万年筆って)やっぱいろいろだなぁ。
川崎:奥が深い世界なんです。
石井:奥が深いですねぇ。

ー ひとことに万年筆といっても、メーカーやいろかたち、色々ありますね。

石井:昔テレビで、風間守男さんだったかな、イタリアのドルチェあたりに行って自分の万年筆を作った、っていう番組があって。
あれで万年筆おもしろそうだなぁって思って。色々調べて行くうちに、ペリカンに行きついたんです。
川崎:ペリカンは良いですよ~!
石井:最初、ドルチェのオレンジ、あるじゃないですか。ちょっと太い。(ドルチェビータ)最初あれがすごくいいなって思ったんですけど、なんでだろう、なんか…馴染まなかったのかなぁ。
川崎:そうですね…。イタリアのペンはどちらかというとデザイン!書き味はどちらかというと固めなんですよ。
ドイツは、柔らかいペン先が多い…のかな。ただ、モンブランはその中でも固めですね。
石井:ドイツは、基本柔らかいけどモンブランは固い?
川崎:簡単にいうと、ドイツは書き味にこだわっているような気がします。
それで、結局二極化して固いモンブランと柔らかいペリカンというのが主流メーカーになったんだと思います。
ドイツの製品は、書き味に特化しています。だからデザインもオーソドックスなものが多かったり、例えばペリカンならストライプ~とか。
基本のフラグシップモデルになってますよね。
逆にイタリアの場合は、スーツとかのフォーマルでも映えるように、という。トータルコーディネートでみてるので。
書き味も良いんですけど、それよりも、見た目に力を入れているって感じですね。

ー 近頃の文豪ブームに通じるものがありますよね。

川崎:文豪の人って、「書く」ということが仕事だと、仕事道具が一番重要なわけです。
石井:自分用の原稿用紙も、紙からこだわって…とか聞きますね。
川崎:東京の方へ行くと、未だに紙ベースの原稿にこだわって、ますや?すずや?の原稿用紙を使い続けている
石井:そういう原稿用紙を作っている会社がまだある?
川崎:あります。その会社の担当さんは、実際に文豪の方と会話して、どういう紙が欲しいのかということをリサーチしながら作りあげていって、未だにそれが販売されている、と。
石井:商売になっているの?
川崎:商売として成り立ってます。それをメイン商品として。買われる人もその「文豪が使ってたから」ってお求めになる方が多いと聞きます。
昔の「文豪」って、今でいうアイドルだったりスターだったりという位置づけのような。
表現する者、ある一種のエンターテイナーですよね。いわば活字文化の中において、物を書く人っていうのはスターだったわけです。
スターに憧れるっていうのは今でもありますよね。モデルさんがあの服着ているから私も…とか。
それと同じような感覚で、あの文豪さんが使ってたペンを…、となるわけです。

旅館とかに泊まり込んで執筆活動したり…って聞きますよね。使ってた部屋をファンの方が訪れて同じ空気感に浸りたい、
同じ感覚を味わいたい…なんていうのも未だに愛されてるってことですよね。
そのなかでも”ペン”というのは、文豪が思い描いたものを紙に描写する一番の道具、これがないと仕事にならないので。
そういう意味で、”ペン”というものが、思い入れが一番強いんじゃないかな、と。

ー どういうときに万年筆を使いますか?

石井:我々は、パソコンの使用が多くなって、意識して”書く”シーンが限られてきているような気がするのですが、普段はどんな風に使ったらいいですか?
川崎:僕の場合は、お客様と接する機会が多いので常に万年筆を触っているんですが、普段使いなら、例えば自分のアイデア帳とか。
会議のメモの走り書きとかでもいいと思いますよ。特にシーンを選ばず、構えずに使って貰えれば。
ボールペンよりも万年筆を使った方が想いが伝わりやすいっていうのと、(万年筆で書いた文字は)鉛筆とかシャーペンと違って消せないので、慎重に書きますでしょ?
だから丁寧に文字を書く事ができるし。
絵とかもそうなんですが、自分自身の思い描いたものを書ける、それに適しているんだと思います。
石井:私なんかだと、正式文書などは手書きじゃないし、昔はサインに…てのもあったけど、それももうPDF化しちゃってるから、普段”書く”ってことあんまりしないんだよね。
それで、昨日これ(自分の万年筆)をどうして使おうかと思ったかっていうと、考えまとめなきゃいけないことがあって。
以前、よくやってたのが、裏紙にぶわ~って考えを書くんですよ。最後捨てちゃうんだけど。それやるためにわざわざ出してきたんです。
(川崎さんが)おっしゃったみたいに、これで書くとまとまる、気が、するんです(笑)
川崎:それでいいんですよ(笑)そんなもんです(笑)
そういう意味では、筆記用具の中では特殊なペンかもしれませんね。
万年筆の「万年」は半永久的に、「筆」は毛筆の筆なんですが、例えば毛筆で字を書こうとする時って普通とちょっと感覚違うと思うんですよ。
墨下ろして、墨付けて、っていう行程。姿勢正しますしね。それ以前に机の上片付けますでしょ?
石井:そもそも、だね(笑)
川崎:そもそもの段階で、ですね(笑)
机持ってきて、墨持ってきて、水差し持ってきて、紙、文鎮用意して、ふぅ~って気持ち落ち着かせて…という一連の動作を簡略化した物が万年筆だなので、ボールペンとかシャーペンとはわけが違うと思うんです。その毛筆の一連の動作が万年筆でいうところのキャップを開けるところからに集約されているのではないかな、と。
石井:確かにね!私も普段はお客さんのところ行ってメモしたり、スケジュール書いたりとかはもっぱらフリクションで。これ消せるし、色んな色あるし。
便利なんで、色々使ってるんですが、便利なのはやっぱりこういうのなんだね。
今の話しで思い出したんですけど、万年筆出してきて、久しぶりなんで洗って、インクを入れて、試し書きして、いったん置いて、机の上整理して(笑)さらにコーヒーなんか用意しちゃって(笑)紙は雑紙なんで良いんですけど、「さぁ~、やるか~」って。確かにある(笑)
川崎:そういう昔からの日本の所作というか、作法と言うか?心構えみたいなものが最終的に息づいたのかな、と思いますね。
石井:確かにね。
川崎:だからこそ魅力を感じるのかな、と。

石井:それと、M800は¥50,000位(当時)かな。安くないじゃないですか。大事にしてるつもりなんですけど。
これで書こうとすると、やっぱり気合が入る。5~6,000円のも持ってますけど、今ほとんど使ってないですけど(笑)
あれは、フリクションペンと同じような感じ。感覚的に。あれで書く時は、多分昨日みたいな用意しないですね(笑)
まんまいくでしょう。高いからイイってわけでもないんだけど、これ(M800)を使うときは、わざわざそれなりのシチュエーションを構築していく、ってことなんでしょうね。
意識してないんですけどね、話してて思いました。
川崎:僕、今良いこと言ったかも!?(笑)メモしておかないと(笑)

石井さん、ありがとうございました!

2017.03.16 川崎文具店店内にて