タグ別アーカイブ: カラーインク

【なるかみの】インペリアル敷島シリーズ

「インペリアル敷島」シリーズは、日本の和歌と枕詞をイメージした全72色になるカラーインクたちです。

詳細はこちらの記事をご覧下さい

今回は,【なるかみの】についてです。

和歌
「鳴神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留め」
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)万葉集より

歌意
「雷が少し鳴り響いて雨が降らないだろうか そうすれば あなたをここに留めておくことができるのに」

女性が、お天気にさえ頼りたいという恋しい人と離れがたいせつない気持ちが表れていますよね。

フォトACより

この和歌は、「言の葉の庭」にも登場していたので、聞き覚えがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
監督は、映画「君の名は。」でおなじみの深海誠監督です。

平安時代、男女の間で和歌を贈り合い、気持ちを伝えたり教養を競ったりしていました。
貴族の間では嗜みの1つでもありました。

このうたにも、対になる門答歌(返歌)があります。
(映画の中でも、和歌をやりとりするシーンがあります)

和歌
「鳴神の 少し響みて 降らずとも われは留らむ 妹し留めば」

歌意
「雷が鳴らなくても 雨が降らなくても 君が引き止めてくれたなら 僕はここにいるよ」

ちなみに、このうたは両方とも作者が柿本人麻呂となっています。
というのも、柿本人麻呂歌集という人麻呂自身が作った詩集からの引用らしいので、実際の体験が基なのか、想像なのか、実は作者不詳なのかはわかっていないようです。

「なるかみの」を「鳴神の」と「雷神の」などとそれぞれ表記される場合があります。
意味としては雷のことを指すのですが、当時は空=天界、つまり”神様がなさること”というような意味合いもあったことから、今回は「鳴神の」を使用しています。
たしかに、天気だけは人力でなんともならないですからね。

この【なるかみの】のインクは、今にも降り出しそうな曇り空から勢いよく差す雷の色をイメージしました。

<色見本>

こちらのインペリアル敷島は「ひとりインクメーカー インクバロン」が1つ1つ丁寧に大切に作る関係上、少数しかお作りできません。
各色1個は店頭に並ぶよう心掛けてはおりますが、売り切れる場合もございますので、ご希望のお客様はご予約をお願いします。

【あまのはら】インペリアル敷島シリーズ

「インペリアル敷島」シリーズは、日本の和歌と枕詞をイメージした全72色になるカラーインクたちです。

詳細はこちらの記事をご覧下さい。

今回は【あまのはら】についてです。

和歌
「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」
安倍仲麿(あべのなかまろ)古今和歌集より

歌意
「天を仰いではるか遠くを眺めれば、月が昇っている。
 あの月はかつて見た奈良の春日の三笠山に昇っていたのと同じ月なのだなあ」

安倍仲麿は、20歳で留学生として唐(現在の中国)に渡り、以後約30年間皇帝に仕えていたそうです。
この歌は、唐から日本へ帰国の許しが出た時に月を見て詠んだとされています。

三笠山には遣唐使が出発する前に祈願する祠があるそうで、かつて自分が日本を出発するときに三笠山でみた月をしみじみと思う気持ちが表現されています。
帰国の嬉しさ、日本への懐かしさ、遣唐使として任務を全うした達成感・・・などもあったのではないでしょうか。
まさに万感の思いですね!

しかし・・・

帰国途中で仲麿の乗った船が難破してしまい、唐に戻る事に!
終ぞ日本には戻ることなくその生涯を閉じたとのことです。

そう聞くと、帰国できなかった無念さもなんだか感じられるような気がします。

この【あまのはら】のインクは、濃い部分は月が良く見える明るい夜空、淡い部分はかつて胸いっぱいに夢を抱いて航海にでた時の海の色をイメージしました。

こちらのインペリアル敷島は「ひとりインクメーカー インクバロン」が1つ1つ丁寧に大切に作る関係上、少数しかお作りできません。
各色1個は店頭に並ぶよう心掛けてはおりますが、売り切れる場合もございますので、ご希望のお客様はご予約をお願いします。

ミクサブルインクをペーパークロマトグラフィーしてみたら~単色編~

プラチナ万年筆からでている「ミクサブルインク」という混ぜて好きな色を作れるインクをご存知でしょうか?
通常、万年筆用インクは、例えメーカーが一緒であっても、混色はしない方がいいとされています。(化学反応を起こしてしまい、固まってしまう恐れがあるからです)
それがプラチナのミクサブルインクなら混色可能、万年筆にも対応可という事なのですごいですよね。

もちろん製品として販売もされているので、ご自宅で楽しんでいただくも良し、全国の文房具店などで、たまに「ミクサブルインク体験会」というイベントが行われたりするので、それに参加してみるのも良しですね。
自分の好きなカラーのインクを作るのって難しい面もありますが、インク沼の住人でなくてもドキワクしちゃうと思います。

さて。
そのミクサブルインクを使ってペーパークロマトグラフィーという色素分解の実験をしてみました。

ミクサブルインクは全部で9種類。
・スモークブラック
・アクアブルー
・オーロラブルー
・シルキーパープル
・シクラメンピンク
・フレイムレッド
・アースブラウン
・サニーイエロー
・リーフグリーン

それぞれ(まずは単色)をろ紙に付着させます。


写真では分かりやすいように、色の名前、元の色(上)、色素分解する色(下)と分けました。


吊るして下に水を注ぎ、待つこと15分・・・



15分後の様子です。

これを見ると、意外な発見が!
・アースブラウンには緑が入っている
・シルキーブラックは純粋に黒だけ?だった(ように見える)
・アクアブルーだけ、同じ時間なのに吸い上りが遅い
・・・などなど。
分析してみるのも楽しいですね!

今後、ミクサブルで色を作る時の参考になればいいなぁ、と思います。

手順や水を吸い上げている様子などはYouTubeでUPしているので、見て頂けると嬉しいです!

川崎文具店YouTube

<城下町のアンティークな文具店>
川崎文具店の管理人:keikoでした!

「ミクサブルインク体験会」やります!

突然ですが…
「ミクサブルインク体験会」やります!
突然の告知、直前になってしまい申し訳ないのですが、ぜひぜひ!シェア&ご参加くださいませ!

今週末の11/17、18の10:00〜15:00
場所は大垣駅前通りにある「多目的交流イベントスペース」にて。
当日現地にて受付しております。

この2日間は、まるごとバザールというイベントが大垣駅前通り中心に行われます。
ホコ天になって、色んな地域の物産や観光PRコーナーが集まってにぎわいます。
さらに!
今年は大垣市制100周年にあたり、記念の事業も盛りだくさん!
同時開催で、かがやきライフタウン秋のつどいも大垣城ホールにて行われています。
今回はまるごとバザール&市制100周年記念の中の一つとして、ワークショップを行う事になりました!

東京荒川区と大垣の企業があつまって、モノづくりをメインとしたワークショップを行います。
参加企業さんは・・・
尚呼
○川上木工所
横田仏壇店
○名和製畳所
川崎文具店
・・・です!

当店からは、ミクサブルインクを使って自分の好きなカラーインクを作っちゃおう!という「ミクサブルインク体験会」を行います!

多くの方に体験して頂けるように、1回あたり30分間隔で進めて参ります。
なんと参加費¥500とお値打ち!

ミクサブルインク体験会と言ったら、一般的に¥1,000前後の会費が多いと思うので、この価格設定は大変お得だと思いますよ!
しかしながら、やることはちゃんとやります(笑)

参加者の方には、「プレピー万年筆、コンバーター、自分で調合したインク、スポイト、余ったインクを入れる小瓶」
をお持ち帰り頂きます!

調合したインクは、コンバーターにいれて万年筆にセットした状態でお持ち帰りいただきますが、調合段階でたくさんできてしまった場合は、小瓶に入れてお持ち帰り頂けるように用意させて頂きます。
是非この機会に、ご参加くださいませ!