「セレニテ」
セレニテは、フランス語で『澄んだ清々しさ』という意味です。
この万年筆を出しているのは、フランスの筆記具ブランド「ウォーターマン」。
今から約20年前の1999年に発表された万年筆です。
この万年筆の最大の特徴は、なんといっても目を引く『フォルム』!!
≪ゆるやかにカーブしたフォルム≫
(上がセレニテ、下がモンブラン)
写真からもわかる樣に、万年筆本体がゆるやかにカーブしています。
万年筆=まっすぐ
というイメージかと思いますが、このセレニテは、万年筆に対するこれまでの概念をいい意味で裏切ってくれます。
このカーブ。
単に奇をてらったものではありません。
とても意味があるフォルムなのです。
それは、実物を握ってもらえるとよぉくわかります。
セレニテを握るとちょうど持ち手側に向くように曲がっていて、手と万年筆とのフィット間を味わうことができます。
実は、このカーブ。
羽根ペンの「そり」をイメージしたと言われています。
セレニテは、ヨーロッパはフランス生まれ。
中世の時代、ヨーロッパは羽根ペン文化でした。
このセレニテは、ヨーロッパの歴史をも感じさせてくれる万年筆です。
当店で、セレニテをご覧になったお客様の中には、
「日本刀のよう」
と、表現される方もいらっしゃいます。
確かにそうですネ。
日本人から見ると、「日本刀」の方がしっくりくるかもしれません。
さて。。。
万年筆全体が曲がっている、ということは、中の機構はどうなっているのでしょうか?
実は・・・・・
中の仕組みは、従来の万年筆と同じ!!
まっすぐなんです!!
インクの補充やお手入れの仕方などは全く問題なし!!
書く時、握っていたグリップの部分を・・・。
反時計回りに回す!
ここに、ウォーターマン製のコンバーターもしくはインクカートリッジを入れて、
ご使用いただけます。
一度、ご覧になってみてはいかがですか?
ただ。。。
残念ながら、現在はもう製造されていない貴重な逸品なのです。
だから、なかなか目に触れることのない万年筆です。
でも!!
当店には、1本だけですが在庫があります。
誠に申し訳ございませんが、現在は、在庫がありません。
同じウォーターマンで、こんな商品もありますヨ。
あ、そうそう。
ここで一つ豆知識!
このセレニテ。
とてもキレイな色をしています。(写真で現物の通り写らないのがとても残念です)
これは、「セレニテブルー」と呼ばれ、空と海の青さをイメージしたと言われています。
フォルムはもちろんですが、この「色」も、是非実物でご覧下さい!!
H28.11月現在
在庫1本 太さ:F
定価 ¥120,000+税
H29.2月 追記
*上記商品について、ちょこちょことお問い合わせをいただくようになりました。このブログを見てくださっているんだ~と嬉しく思います。ありがとうございます!
しかしながら現在は完売し、すでに廃版商品のため次回入荷の予定はございません。
[…] (詳しくはセレニテブルーをご覧下さい) […]