インペリアル敷島シリーズ 全72色 完成!!

色彩の錬金術師 インクバロンが手掛ける、オリジナルインク
和歌の世界観をモチーフにしたシリーズ「インペリアル敷島」
その数「全72色」!!が完成しました~!!\(^o^)/

タイトルは、和歌の中にある「枕詞」から。
詳しくはこちらもごらんくださいね。
「インペリアル敷島」シリーズについて

今後は、それぞれの和歌の詳細をブログでご紹介していく予定です。
頑張って更新せねば・・・(;^ω^)
どうか、ながーい目でお待ちくださいませ(笑)

同時に、ヤフーショップの方でも販売準備を進めています。もうしばらくお待ちくださいね。

以下、72色の一覧です。

 

枕詞(タイトル)    
1 うちなびく ありつつも 君をば待たむ うちなびく わが黒髪に 霜の置くまでに
2 むばたまの いとせめて 恋しき時は むばたまの 夜の衣を かへしてぞきる
3 いはばしる
ブログ「いはばしる」
いはばしる 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも
4 あまのはら
ブログ「あまのはら」
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
5 しろたへの 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
6 しきしまの 敷島の 大和心を 人問わば 朝日ににほふ 山桜花
7 からころも からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ
8 たまのをよ 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする
9 ちはやぶる
ブログ「ちはやぶる」
ちはやぶる 神代もきかず  竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
10 いそのかみ いそのかみ ふるき都の ほととぎす 声ばかりこそ 昔なりけれ
11 たらちねの たらちねの  母がつりたる 青蚊帳を すがしといねつ  たるみたれども
12 あかねさす あかねさす 紫野行き しめの行き 野守は見ずや 君が袖振る
13 うつせみの 空蝉の 身をかへてける 木のもとに なほ人がらの なつかしきかな
14 なるかみの
ブログ「なるかみの」
鳴神の 少し響みて  さし曇り 雨も降らぬか  君を留め
15 あしびきの あしびきの やまどりの尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む
16 あをによし
ブログ「あをによし」
あをによし 寧楽の京師は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり
17 くさまくら 家にあれば けに盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る
18 くずのはの 秋風は すごく吹くとも 葛の葉の うらみ顔には 見えじとぞ思ふ
19 ささなみの ささなみの 志賀の辛崎 幸くあれど 大宮人の 船待ちかねつ
20 しきたへの しきたへの 枕のうへに 過ぎぬなり 露を尋ぬる 秋のはつかぜ
21 もののふの もののふの 八十 宇治川の 網代木に いさよふ波の 行く方知らずも
22 ゆふづくよ 夕月夜 心もしのに 白露の 置くこの庭に こほろぎ鳴くも
23 あまごろも 難波潟 潮満ちくらし 雨衣 田蓑の島に 鶴なき渡る
24 あまざかる 天離る ひなの長通ゆ 恋ひ来れば 明石の門より 大和島見ゆ
25 つきくさの 月草の 借れる命に ある人を いかに知りてか 後も逢はむと言ふ
26 にほどりの にほ鳥の 潜く池水 心あらば 君に我が恋 ふる心示さね
27 なつごろも 夏衣 すそのの草葉 ふく風に おもひもあへず 鹿やなくらむ
28 ぬえどりの よしゑやし 直ならずとも ぬえ鳥の うら嘆げ居りと 告げむ子もがも
29 かむかぜの 神風の 伊勢の国にも あらましを 何しか来けむ 君もあらなくに
30 やくもたつ 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を
31 あづさゆみ あづさゆみ 春の山辺を こえくれば 道もさりあへず 花ぞちりける
32 あらたまの あらたまの 年行き返り 春立たば まづ我が宿に 鴬は鳴け
33 かぎろひの 陽炎の それかあらぬか 春雨の 古人なれば 袖ぞ濡れぬる
34 しらまゆみ 白真弓 石辺の山の 常磐なる 命なれやも 恋ひつつをらむ
35 はるがすみ 春霞 たなびく山の さくら花 うつろはむとや 色かはりゆく
36 あさがすみ 朝霞 春日の暮は 木の間より 移ろふ月を いつとか待たむ
37 かたいとを 片糸を こなたかなたに よりかけて あはずは何を 玉の緒にせむ
38 くれなゐの くれなゐの はつ花染めの 色ふかく 思ひしこころ 我忘れめや
39 たまくしげ たまくしげ 明けまく惜しき あたら夜を 衣手かれて 独りかも寝む
40 とぶとりの 飛ぶ鳥の 明日香の里を 置きて去なば 君があたりは 見えずかもあらむ
41 あらがねの 高き屋は 涼しかりけり あらがねの 土てふものし 夏にやあるらむ
42 つゆしもに 萩が花 散るらむ小野の 露霜に 濡れてをゆかむさ 夜はふくとも
43 とおつひと 遠つ人 松浦の川に 若あゆ釣る 妹が手本を われこそ巻かめ
44 はなすすき 花薄 また露ふかし 穂に出でば ながめじとおもふ 秋のさかりを
45 たまかぎる 玉かぎる 昨日の夕へ 見しものを 今日の朝に 恋ふべきものか
46 ひなぐもり ひな曇り 碓氷の坂を 越えしだに 妹が恋しく 忘らえぬかも
47 まそかがみ 真澄鏡 とぎし心を ゆるしては 後に言ふとも しるしあらめやも
48 もみぢはの 真草刈る 荒野にはあれど もみじ葉の 過ぎにし君が 形見とぞ来し
49 あをやぎの 青柳の 糸よりかくる 春しもぞ 乱れて花の ほころびにける
50 あからひく あからひく 肌も触れずて 寝たれども 心をけには 我が思はなくに
51 にはつどり 庭つ鳥 鶏の垂り尾の 乱れ尾の 長き心も 思ほえぬかも
52 あまとぶや 天飛ぶや 雁をつかひに 得てしかも 奈良の都に ことつげやらむ
53 ささがねの わがせこが 来べき宵なり ささがねの 蜘蛛の行ひ 今宵しるしも
54 はなぐはし 花細 桜の愛で こと愛でば 早くは愛でず 我が愛づる子ら
55 おほぶねの 大船の 思ひ頼みし 君がいなば あれは恋ひむな ただに逢ふまでに
56 たまかづら 玉かづら 懸けぬ時無く 恋ふれども 何しか妹に 逢ふ時も無き
57 にはたづみ 見立たしの 島を見る時 にはたづみ 流るる涙 とめぞかねつる
58 かりこもの 飼飯の海の 庭よくあらし 刈こもの 乱れて出づ見ゆ 海人の釣船
59 かぜのとの 風の音の 遠き我妹が 着せし衣 たもとのくだり まよひ来にけり
60 あしがきの 人しれぬ 思ひやなぞと 葦垣の まぢかけれども 逢ふよしのなき
61 すがのねの おほほしく 君をあひみて 菅の根の 長き春日を 恋ひわたるかも
62 ひさかたの 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
63 いわつつじ 岩つつじ 折り手元ぞ見る 背子が着て 紅染めの 色に似たれば
64 ともしびの 燈火の 影にかがよふ うつせみの 妹が笑まひし 面影に見ゆ
65 しののめの 東雲の 朗ら朗らと 明けゆけば 己が衣々 なるぞかなしき
66 なつくさの 枯れはてむ のちをはしらで 夏草の 深くも人の おもほゆるかな
67 わかくさの 春日野は けふはな焼きそ 若草の 妻も籠れり 我も籠れり
68 あさぢうの 朝茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
69 はねずいろ 朱華色 移ろひやすき 心あれば 年をぞ来ける 言は絶えづて
70 ほととぎす ほととぎす 来鳴き響もす 卯の花の 共にや来しと 問はましものを
71 しつたまき 倭文手纏 数にも在らぬ 身には在れど 千年にもがと 思ほゆるかも
72 たまきはる たまきはる 宇智の大野に 馬並めて 朝踏ますらむ その草深野

気になるお色はありましたでしょうか?
好きな色から選ぶのも良し、和歌の意味合いや世界観から選ぶのも良し!
和歌と色の世界を、どうぞお楽しみくださいませ。

writing:keiko

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