以前Facebookで
「6角形の朱鉛筆が入荷しましたよ~!探されてる方、意外にいらっしゃるんですよね~」
とお知らせをしたことがあります。
黒鉛の、いわゆる普通の筆記に使う鉛筆は6角形。
答え合わせや訂正等で使う朱・藍鉛筆は丸軸。(ここでは「あか・あおえんぴつ」と呼びますね)
つまり、色がついているか黒鉛か で、主流となっている鉛筆の形が違うのです。
(主流と言うか、手に入りやすいのがこの形という事です)
日本では、鉛筆は6角形、色鉛筆は丸軸がほとんどだと思います。
(一部例外もあります。)
これって・・・なんで?(気分的にチコちゃん風vv)
という事で、調べてみました!
まず、鉛筆の芯は 黒鉛(炭素で出来た石炭やダイヤモンドの仲間)と粘土 からできています。
黒鉛と粘土を混ぜ合わせる工程で、その配合を変えることによって、鉛筆の濃さが変わります。
詳しい作り方はこちら→三菱鉛筆株式会社「えんぴつができるまで」
ちなみに六角形の理由としては、
「転がらないようにするため」
「持ちやすくするため」
・・・だそうです。
一方で、色鉛筆の芯は 顔料とワックス、のり 等で出来ています。
(色を出すための顔料、書き味のためのタルクやロウ、固めるためののり などです。)
成分から見ると、油性の芯ってことがわかります。
なるほど。だから、色鉛筆は消しゴムできれいに消せないんですね~。
(「消せる色鉛筆」というのはありますが、朱は無いんですよね;)
詳しい作り方はこちら→三菱鉛筆株式会社「色えんぴつができるまで」
それぞれ見てみると、素材も作り方も全然違うんですね。
作り方の違いを簡単に言うと 芯を作るときに焼いているか焼いていないか!
色鉛筆の芯は焼いていないので、鉛筆の芯に比べて当たりが柔らかいという特徴があります。
鉛筆はトメ・ハネ・ハライを意識して文字を書いていくので、ある程度の強度が必要。
色鉛筆は広い面に色を塗ったり、色の濃淡を作っていくので、柔らかさが必要、という事なんですね。
ただし、柔らかいという事は 折れやすい とも言えます。
それをカバーするために、より均等に力が伝わりやすい丸型にした、ということみたいですね。
最近では技術の進歩によって、六角形でも十分に芯を保護できるようになったとか。
さらには、消しゴムで消せる朱鉛筆も発売されるようになりました。
どんどん弱点を克服して、使いやすい鉛筆を作ってくださるメーカーさんの努力には頭が下がります(*´ω`)
ち・な・み・に・・・
日本で最初に鉛筆を使ったのは誰でしょう??
・
・
・
正・解・は・・・
調べると、色々なことがわかっておもしろいですね!
興味のある方はこちらもご覧下さいね~!!